泣いた赤鬼にみるマーケティング失敗談

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読んだよ~~。これ。

地雷屋さんの
元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル

想像以上に面白かった( ̄∇ ̄*)ゞ

ニート=ダメ人間っていう世間のレッテルと自己嫌悪から
どうやって脱却するかが書いてあるんだけどね。

その、モチベーションコントロールは、
かなり面白いですねー。

あったかい布団の中でやる気なんか出ない、

「やる気出せ」でやる気が出たら苦労しない。

だよねー。

でさぁ、このモチベーションのコントロールなんだけどね。
ふと、思ったことを、今日は書いてみちゃおうかな。

で、「泣いた赤鬼」の出番です。唐突だけど。

「泣いた赤鬼」ってさぁ、泣くよねー。
泣いたわよ。私も。豆まきするのが忍びないくらいにね。

人間の友達が欲しい赤鬼くんのために、
友達の青鬼くんがひと肌脱いでやって、

結果、人間の友達ができた代わりに、
青鬼くんという友人を失う物語。

でね。

この赤鬼くん。
人間の友達が欲しくて、お茶やお菓子を用意して、

家の前に「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください」
って、看板まで設置するのね。

当然、村人なんか来やしません。
だって、いくら「心のやさしい」って書いてあっても

      【 鬼 在中 】

って書いてあるんだもん ((((;゚Д゚))))

この時点で、いろいろ、コンセプト設計とか、
コピーライティングに問題があるとしか言いようが無いよねw

「心のやさしい」という言葉と「鬼」という言葉、
この相容れない言葉を並列に並べて、
「心のやさしい」を優先せよ、と言う方に無理があるし。

フツーの人は、「鬼」を優先しますからねー。

「鬼」・・・「心がやさしい」・・・「ウソだ!」・・・「殺される」でしょ?
行かないよねー。普通。。。

「心がやさしい」・・・得をするかもしれない情報

「鬼」・・・恐怖の対象

ならば、恐怖を避ける、損をしない方に、
フツーの人は全力を傾けるのです。

だから、せっかく、友達が出来るかもって、
そわそわワクワクしてた赤鬼くんなんだけど、

    誰も来てくれない~~~_| ̄|○ il||li

で、モチベーションが保てなくなります。
せっかくの看板を、引き抜いてズタズタにするんです。

この状況。

ブログを作って、「どなたでもおいでください」と言いながら、
『何か買わせる気マンマン』という【鬼】の雰囲気をかもし出している、
どこかの誰かさんのブログと一緒じゃん?

で、「結局稼げないじゃんヾ(*`Д´*)ノ”彡☆」って、
ブログを閉鎖してしまう。

おいおい・・・こらこら、ですよ。。。

この時点で、唯一の集客装置である「看板」に、
重大なエラーがあるわけですからねー。

根性がどうこう、モチベーションがどうこう、
とかいう以前の話だったりしますよね。

まず、村人たちに、赤鬼くんと仲良くすると得られる
ステキな未来が明示されていない、

赤鬼くんと仲良くするとどれほど得か、
分からないもんねー。

「近寄ると殺されて食べられる」という恐怖を
払拭できるほどの価値を感じさせていない、これ、大問題。

にもかかわらず、当の本人は、
お菓子を用意したり、お茶を入れたりしてて、
まったく、チカラの入れどころを間違っているんだなぁ。。。

コピーライティングを磨いたり、
集客方法を再考するとかする以前に、
せっせとブログカスタマイズ【だけ】に走ってしまうんだよ。

     。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。

このあと、赤鬼くんは、青鬼くんをサクラにして、
村人を助けるという小芝居を打つことで、
村人にはじめて『感謝』を「与える」んですね。

で、してもらったら、もっとしないと気が済まないという、
『返報性の原理』で、ようやく村人集客に成功します。

赤鬼くんには、青鬼くんというチートアイテムがあって、
その青鬼くんがやたら「いい奴」だったりするから、
今回はたまたま救われたかもしれないけど、

こういうホワイトホースは
みんなに必ずやってくるようなものじゃないし、

下手をしたら、「村人はクズばっかりだ!」と、
「恨み」に変わる可能性だってあったんだよ。

    ( ̄□ ̄;)!!

で、さらに、赤鬼くんの失態は続きます。

村人と仲良くなって、信頼関係を構築した段階で、
「青鬼くんはいい奴だ」という啓蒙をすべきだったのね。

村人と、隔てなく仲良く出来ている状態なら、
「実はあのとき・・・」ってカミングアウトしても、
村人の信頼は損なわれなかったハズ。

むしろ、
「赤鬼くんがいいって言うんだから、いい奴だ」と、
歓迎してもらえたと思うのね。

この、情報発信で見事に失敗。

村人の誤解を解くチャンスと、
青鬼くんという稀有な友達を失います。

青鬼くんがどこか遠い地で、
一人やさぐれている姿が痛々しくてたまりません><

あー。あんなに切なくて、泣いたのになぁ・・・
泣いてる場合じゃないんだよ、鬼も私も。

などと、考えてみた夏の午後でした。

     (・∀・)

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