「おいしい」はもはや集客手段ではない

昨日、友達夫妻の経営しているうどん屋に行ってきました。
ただのうどん屋じゃないよ?
すごいコンセプトを持ったうどん屋なの。

これがねー。
むちゃくちゃ勉強になるんだよね。

だから、今日はその話。

うどん屋のご主人は私のマクドナルド時代の元上司。
奥さんはマクドナルドの同期社員でもあり、中学の同級生。

で、彼らに貸していたホームページビルダーを、
ちょっくら返してもらうついでにうどん食べてきました。

でも、肝心の写真が、iphoneの不調で撮れず…_| ̄|○ il||li

もともと、2人ともうどんなんて打ったこともなく、
なんせハンバーガー売ってた身ですからねー。

そこからはじめて早9年。

いまや、ローカルテレビや雑誌の取材が相次ぎ、
平日のお昼時になると、店の外まで長い行列ができます。

何度か店のスタッフとして手伝ったこともあるんですけど、
オフィス街にあるもんで、お昼時ともなれば、
まぁ、マクドナルドもびっくりの忙しさ。

確かに、うどんがおいしいんですよ。

店長が、マクドナルドを退職した後、
修行しに行って身につけた本場さぬきうどんですから。

本場讃岐の製麺所から小麦粉を直送で仕入れ、
丹念に生地を打ったら、
一晩寝かせてモチモチの食感を出します。

だから、コシがすごいのよ。

ダシだって、北海道の利尻昆布と、
瀬戸内海の上質ないりこ、
枕よりでっかい削り節のパック(これも産地直送)などを、
まるまる使って、丁寧に取ったダシですからねー。

しかも、体に優しいおかずがいっぱい用意されてて、
ひじきの煮つけや冷奴、お煮しめ、野菜の掻揚げ、
鶏のから揚げ、チクワのてんぷら…

朝、獲れたばかりの野菜で作られた、
常時20種類以上のおかずが用意されています。

揚げ物は、数分おきに新しいものが揚がってきて、
いつでも揚げたてが楽しめるんです。

単純に、食事自体がおいしいのね。

彼らも、「味ではどこにも負けない」って、
自信を持ってたし、私もそうだろうなって思ってた。

でも、そんな彼らにも、2年ほど前、
強烈なスランプがありました。

びっくりするほど客足が遠のき、
いくら原価の安いうどんといえども、
食材のロスが経営を圧迫してきたんですよね。

理由は簡単。

近所に、「はなまるうどん」が2軒、
さらに個人のうどん屋が数軒できたからです。

もちろん、ライバル店が出店したとき、
一瞬売上が落ち込むことは予想されましたが、
お客さんは何ヶ月たっても帰ってきませんでした。

何があったと思いますか?

    (`・ω・´)

似たような競合がひしめけば、
当然、価格競争が起きるんです。

そうなったとき、一番に競争力をそがれるのは、
最初に値段を設定していた個人経営の店舗です。
まず、研究されつくして最初に消えます。

だって、ライバルは確実にうちより安くしてくるし、
価格競争なら大手チェーンとは基礎体力が違いすぎます。

マクドナルドの真横でハンバーガーを売るとして、
1個100円なんて値段は到底個人レベルでは設定できないし、
じゃぁ、1個200円にしたら、お客さんは来ないでしょ?

オフィス街のサラリーマンを相手に商売をしている以上、
「安い」「早い」「満腹」こそが、一番の欲求であり、
価格競争されたら太刀打ちなんてできませんからね。

「うまい」の優先順位はその次なんですよ。

「おいしいものを提供していればいつかきっと…」なんて、
そんな生ぬるいもんじゃないんです。

「イマドキ、『おいしい』は当たり前。
 単に安いだけだとジリ貧で体力をそがれちゃう。
 何か、それ以上の価値を提供しないと、
 このまま廃業すら考えなければいけない」

そこで、店長夫妻は考えました。

「記憶に残るようなインパクトのある、
 かつ、激しく何かを満足させる『感情』は何だ?」

【 早い 】…当たり前すぎるし物理的にコンビニ弁当には負ける

【 安い 】…単純な商品の価格なら大手チェーンには及ばない

【 満腹 】… ( ̄□ ̄;)!! これだ!

「あの店、おいしかったよねー」ってのは、
食べた直後には感じるかもだけど、記憶に残る期間は短い。

でも、「あの店で、動けなくなるまで食べたー」なら、
ちょっとした語り草になってくれる。
記憶に残るインパクトが出せる!

もし、それが、「たったこの値段で動けなくなるまで食べた」と、
値段的にも価値を感じてもらえたなら、
なおのこと、強いインパクトができるじゃないか!

そこから、メニューの価格や仕入原価とにらめっこして、
「たったこの値段で動けなくなるまで食べられる」には、
どうしたらいいかってのを追求。

そして、
「11:00~14:30まで、550円でうどん1杯&おかずやご飯食べ放題」
というプロモーションを敢行したんです。

たった550円で、大中小の好きなサイズのうどん(冷温あり)プラス、
常時20種以上、小鉢に入ったおかずを何品でもいくらでも食べ放題。
さらに、客席に炊飯器を置き、ご飯も自由にいくらでも食べ放題。
数分おきに揚がってくる揚げ物ももちろん食べ放題。

店のスタッフには、
「あんなにバクバク食べられたら経費がもたないのでは?」と、
お替りされるのを嫌がる人も出ました。

けれど、店長夫妻は言いました。

「原価のことならちゃんと計算してあるから大丈夫。
 とにかく、お客様にはお替りを勧めまくってちょうだい。
 動けなくなるまで食べてもらうことだけ考えよう」

その後、動けなくなるまで食べたお客さんたちは、
店から帰ってどうしたと思う?

『あの店、たった550円で食べ放題だぜ。もう動けねー』って、
会社に帰って、「いいトコ見つけた」自慢をしてくれたんですよ。

それが口コミで伝わり、以来、お客さんが途切れたことはありません。
評判が評判を呼び、テレビや雑誌にも取り上げられました。

『たった550円で動けなくなるまで食べられる』という、
オリジナルのコンセプトこそ、ライバル店には無かった、
独自の「新世界」であり「絶対領域」なんです。

いくらコンビニ弁当が早くても、
いくら「すき屋」の牛丼が安くても、
ライバルでは太刀打ちできない「自分だけのワールド」、

それが

『たった550円で動けなくなるまで食べられる』です。

私たちだって、
「役に立つ情報さえ書いていればいつか…」って考えるのは、
「おいしいうどんを提供していればいつか…」と一緒なの。

「役に立つ」は、当たり前すぎて価値なんてもはや無いんだよ。
そのさらに上にある、「コンセプト」を提供しなきゃ。

こう考えてみて。

「記憶に残るようなインパクトのある、
 かつ、激しく何かを満足させる『感情』は何だ?」

これが見つかったとき、あなたは無敵だよ。

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