>これまで、いくつも商材を買っては実践できず
>たくさんの方のサポートを受けても稼げませんでした
でも、でも、
>どうしても稼ぎたいです!
>もりりんのサポートを受けたいです
>どうか、よろしくお願いします!!
という、悲痛な叫びとともに、
教材を買ってくださる方がメールを下さって、
『 師匠っ!! 』とか、
『 先生っ!! 』みたいな、
熱烈なメールを下さることもあるんですが。
まぁ、正直、かなり「違和感」を感じていて、
その「違和感」って、なんだろうと思っていたのですが。。。
昔、ある小説に、こんな言葉があったんです。
- 「師匠と弟子の関係は、他の何よりも厳しいものだ。
師匠が黒と言えば、どんなに白く見えても黒なんだ。
その意味が分かるまで、師匠の言うことは絶対だ」
この言葉、うまいこと言うな~と感心しつつ、
まさに真理なんだよねー。
『師匠っ!!教えてくださいっ!』と、教えを請う以上、
「自分は白だと思うから師匠は黒と言っても私は白!」
みたいな人は、弟子として失格だ、というんです。
今日は、少し前に、本当にあった出来事を、
赤裸々にお話したいと思います。
その方(仮称A)さんも、
そんな悲痛な叫びをあげていた一人です。
>もう、アフィリエイトをはじめて2年になります。
>毎日記事を更新して、がんばっています。>けれど、商材は1本も売れたことはありません。
>無料オファーすら、成約しません。>私はどうしても、アフィリエイトをやめたくないんです。
>どうか、私の師匠になってください!!
最初は、こういう感じのアプローチでした。
「まぁ、一緒にがんばろうねー!!」って感じで、
サポートがはじまったんです。
Aさんのブログは、独自ドメインでワードプレスの、
結構きれいに作ってあるブログではありました。
けれど、Aさんが2年更新し続けた記事を見て、
『売れない理由』は痛いほどよく分かりました。
>「アフィリエイトは続けることが肝心です(キリッ」
>「最初の3ヶ月間は無報酬期間があるんです(キリッ」
>「でも、あきらめなければ夢は叶うんです(キリッ」
毎日毎日、中身の無い、説得力の無いマインドの話。
これがまた・・・超絶に面白くない。
そりゃ、そうだよねー。
だって、『売れたこと』が無いのに、
『売れたことがある』かのような記事を、
さも見てきたかのように書き続けなきゃいけないんだもん。
それで面白い記事が書けるなら、
いっそ、小説家にでもなったほうがいいよ。
いや、馬鹿にしてるんじゃないよ?
そのくらい、ハードルの高いことをやっている、
ということなんだよ。自分の首を絞めているよね。
案の定、Aさんに聞いたところ、
ブログの訪問者は1日30人ほど。
メルマガも発行しているけど、
読者が30人しか集まらなかったそうです。
私は内心、「やっぱりね・・・」と思いつつ、
2年間、こんな記事ばかり、せっせと書き続けた時間と労力を思うと、
なんだか、私のほうが無性にくやしくなってきて、
「絶対、稼げるようになろうね!」と、
スカイプで約束したんです。
で、さっそく、簡単な打ち合わせで、
課題を2つほど決めました。
2年、成果が出せなかったブログです。
それは、記事やデザインがどうこう言う前に、
君には隠されたチカラが眠っているんだよ
解き放ってごらんよ、ちゃんと私がついてるよ
と、自分に自信を取り戻すところからのスタートでした。
それは、プラシーボ(薬の雰囲気をしたラムネ:偽薬)かもしれないし、
『おだて』や『気休め』かもしれないんだけど。
けれど、Aさんには、特効薬のはずでした。
翌日、翌々日、Aさんは課題をこなし、記事を書き、
「どうですか???」と、意気揚々とメールをくれました。
その記事は、あの、
「アフィリエイトの無報酬期間は・・・(キリッ」みたいな、
いかにも売れない典型的な記事から一転。
人間味のあふれる、こっちが麦茶をブーーーーーッッッ!!
と吹き出してしまうような、イキイキとした記事が、
書けそうな片鱗が、見え始めていました。
「すっごーーーいっっ!!」と、ほめる私、
どんどん自分に自信がついていくAさん。
このままいけば、Aさんも、1ヶ月くらいで、
初報酬もいけるな、という感じだったんです。
けれど、5日ほど経ったころ、Aさんは消えました。
気になって、メールを送ったら、
こんな返事が来ました。
>もりりんさん、この度は、本当にありがとうございます。
>この5日で、随分、自分でも変わったと思います。>そこは、心から感謝していて、
>かえって言い出しにくかったのですが、>もう、もりりんさんから十分話は聞いたので、
>今度は○○さんのチームに申し込んだんです。>そこには、僕のように、まだ稼げていない人が、
>10人くらい参加していて、>毎日、チャットで会話しながら、
>お互いがんばろう、と言い合っています。>今なら、自信を持って一人で実践できると思います。
>これまで、本当に、ありがとうございました。
とまぁ、こんな感じです。
このとき、私は、Aさんが、ろくなアウトプットもせず、
聞きかじった断片的な情報だけで分かった気になって
せっかくの指導を次々と無駄にしてきたんだな、と知ったのです。
『愚直にやってみる』前に、
>「なんか、面倒そうなことはしたくない」
>「いままでのやり方を変えるのはなんとなくイヤだ」
>「ってか、自分より後から来た人に偉そうにされるのはヤダ」
>「ってか、まだ上手じゃないのに人に見せるのはイヤだ」
などと、せっかくのサポートや熱心な指導を、
勝手に台無しにしていたのでしょう。
自分が成功するために、恥をしのんで添削を受けることや、
自分よりキャリアの浅い人がどんどん追い抜いていくのが
いたくプライドを傷つけて、素直に成長できないのかもしれません。
その上、『ノウハウコレクター』ならぬ、
『サポートコレクター』と化した今、
>あー、よくある指導だけど、前も効かなかったからパス
>うわー、コイツ、うざっ!!鬱陶しいからパス
>あ、肝心なノウハウさえ聞ければいいの
あとはこっちでやるから、アンタは肝心なことだけ話せばいいの
などと、サポートを『品定め』する能力ばかりが身についちゃって、
結局、
>あー。今のまま、何も変えずに、
苦労することも無く、努力することも無く、
稼ぎだけが降ってくればいいのに。>あー。なんか、自分よりキャリアの浅い集団に入れば、
先輩っぽい顔もできるし、
ひょっとしたらあっさり売れるかもだし、
面倒な努力しなくてもチームメンバーの恩恵があるかも。
という、『 妄想 』を、教えてくれる人に対して
押し付けていたんだろうな、と。
- 「師匠と弟子の関係は、他の何よりも厳しいものだ。
師匠が黒と言えば、どんなに白く見えても黒なんだ。
その意味が分かるまで、師匠の言うことは絶対だ」
私にとって、Aさんとの出来事は、最初はムキッとしましたが、
冷静に考えれば考えるほど、かけがえの無い反面教師であり、
今、心のそこからAさんに感謝しています。
じゃぁ、分かった、指導者の言うことを盲目的に聞けばいいんだろ?
と、極端な話になってしまう人もいるんだけど、
そこらへんはまた次回!
P.S.
だからといって、私は、
>さぁ、ひざまずきなさい
>私をあがめてたたえなさい
>口答えするんじゃないわよ
的なサポートは大っ嫌いなのです( `・∀・´)ノ
P.S.2
あ、で、ついでに。
「師匠」とか「先生」ってーのも、
勘弁してくだされ><