さて、前回のHummingbird(ハミングバード)~新しいGoogleの検索アルゴリズム
この記事で、グーグルが大規模な検索エンジンのアップデートを行った、
という話の速報を書いたのですが、今日はその続き。
まぁ、web屋さんたちやSEO屋さんたちが、
どういうメカニズムで何がどうなって、みたいな事は書くでしょうけど、
そもそも、私を含め、あんまり難しいことを言われても、
Σ( ̄Д ̄;)
となってしまうタイプのあなたのための、
世界一分かるHummingbird(ハミングバード)アップデートの話です。
セキセイインコがヨウムになったのがハチドリ(Hummingbird)だ
何だこの見出し・・・(笑)
ただ、セキセイインコで説明するとかなり分かりやすいので、
今日のモチーフはうちのセキセイインコのゆうちゃん(メス・4歳)です。
まっ黄色で大人なのにひよこのようです(笑)
あ、私の音声教材とかの後ろでピーピー言ってるときは大概こいつの仕業です。
そのうちのゆうちゃんなんですけどね。
残念ながら、メスなのでしゃべれません。
ちなみに、ゆうちゃんは我が家では2代目インコでして、
前にもぴーちゃん(オス)を飼ってました。
この、前任のぴーちゃんがよくしゃべるインコで、
「ぴーちゃん」
「こまつなちょうだい」
「ぴーちゃんかわいい」
「にちょうめ」
などと、いろいろ言葉を覚えていたんですね。
ある日脱走してしまい、そのまま戻らなかったのですが・・・(ノω・、) ウゥ・・・
ただ、ですね。
セキセイインコがしゃべるのは、しゃべっているわけではなく、
自分のパートナーだと思っている人間の鳴きまねをしているだけなんですね。
セキセイインコは、オスがメスに求愛するときに、
いかにメスそっくりに鳴きまねができるかがモテるポイントなんだそうで。
だから、人間に求愛したくて、人間の鳴きまねをするんです。
それを、人間が「まるでしゃべっているようだ」とかわいがる、ってわけ。
今までの検索エンジンも、まさにこんな感じで、
いかにおんなじ単語を探してくるか、という仕組みだったんです。
Hummingbird(ハミングバード)アルゴリズムでは、
単なる鳴きまね(いかに同じキーワードを探してくるか)ではなく、
自分で考えて答えを言うところにポイントがあります。
ちょっと、この動画を見てください。
この動画は、「ヨウム」という鳥がしゃべっている姿を捉えています。
最初の動画は、ヨウムが人間の話を理解して反応しているのがわかります。
もういっちょ。
これは個人的につい笑ってしまったヨウムの動画。
面白いけど、賢い!!ってのが分かりますね~~~(´∀`~)
実は、この鳥。
ヨウムというのですが、人間の5歳児程度の知能があるといわれているそうです。
見知らぬ人間:「迷子になったの?」
ヨウム:「うん」
見知らぬ人間:「どこから来たの?」
ヨウム:「●丁目●番地」
見知らぬ人間:「お名前は?」
ヨウム:「ようちゃん」
みたいな会話だってするのだそうですよ!!
Hummingbird(ハミングバード)アルゴリズムは、まさにこのように、
検索エンジン相手に会話が成立する、というのを目指しています。
「ビッグマックのカロリーは?」と検索すれば、
今まではセキセイインコの鳴きまねでしたから、
「ビッグマック カロリー」という言葉に反応し、
同じ言葉を使っているサイトを表示していたんですね。
意味なんてわかんないけどとにかく
「ビッグマック カロリー」だ!
逆に、Hummingbird(ハミングバード)アルゴリズムでは、
ヨウムのように会話を成立させることを目指します。
(画像はウィキペディアから拝借して加工しました)
じゃ、実際に何がおきているのかと言えば、
こんな感じ。
もう、最初から、ビッグマックのカロリー表示をしているサイト、
さらには、最も正確な情報であろう
マクドナルドの公式HPのカロリー表示を引っ張ってきていますね。
今までのセキセイインコタイプだったら、
「ビッグマック」と「カロリー」という単語を含むサイトを集めてきていたので、
ビッグマックのカロリーを気にしながらそれでも食べる日記ブログとか、
ビッグマック並みのカロリーがある別の食べ物の話題とかでも、
SEOが強ければ上位表示が出来ていたんです。
この違いが、今回のHummingbird(ハミングバード)アルゴリズムなのです。
ハミングバード、とは、ハチドリを意味します。
早くて正確、という意味合いから名付けられたのだとか。
今後、Hummingbird(ハミングバード)アルゴリズムが進化すればするほど、
より、複雑な疑問にも答えてくれるようになっていくってわけですね。
グーグルのさまざまなサービスを利用する中で、
自宅の住所をグーグルに通知しているのならば、
「自宅から一番近いマクドナルドはどこ?」という検索に対し、
「●●店」という答えを返してきたりします。
SEOは死んだのか?ページランクは死んだのか?
私の友人で、アメリカ在住のゆいたさんという方がいて、
彼女は現在、アメリカで会社員をしながら、そのかたわらで
日本に向けて、英語教育のサイトや英語のアプリなんかも出しているんです。
んで、やっぱ、アメリカはじめ、英語圏は広いですし、
英語を使う人が集まりますからとにかく情報が早いんですね。
今回も、早々に彼女からメールをもらって、
今この段階で一番よく分かるHummingbird(ハミングバード)の解説サイトを
日本語訳してもらったんですよ。
元ネタはこちら。
http://searchengineland.com/google-hummingbird-172816
で、多分、全部ズラズラ書いてもアボ~~ンってなっちゃうので
要所だけかいつまんでおいしいどこ取りするとね。
( )は私の注釈です。
いいえ。ページランクは(検索順位を決める上で)200以上ある基準のうちの
ひとつとして、Hummingbird(ハミングバード)以降も活用されます。
ハミングバードでは、記事そのもののクオリティ(丁寧に書かれていて
読みごたえがあるか、や、この記事を読むことで読者の疑問を解決できているかなど)、
記事(や記事タイトル)に適切に含まれるキーワードなどとともに、
(グーグルが独自に定める)ページランクもあわせて評価を加えていきます。
8.ペンギンやパンダアップデートはどうなるの?
ペンギンやパンダといったアップデートは、
以前の(セキセイインコの鳴きまね)アルゴリズムの中で、
よりユーザーに便利な検索結果を表示させるためのものでした。
でも、ペンギンやパンダアップデートは、あくまでも古いシステムのためのもの。
古いエンジンに新しいオイルフィルターを取り付けるようなものでした。
今回のハミングバードでは、(ペンギンやパンダと同様に、
インチキSEOや中身のないコンテンツは排除する機能はあるけれど)
根本的に車のエンジンを載せ変えたような大規模な変化なのです。
もちろん、このハミングバードでも古いパーツながらも、
ペンギンやパンダアップデートは使い続けます。
14.SEOは死んだの???
いいえ。SEOは死んでいません。
実際、SEO業者や出版社が心配するような
新しいものや違ったことは何もないと、グーグルは言っています。
大事なことはかわりません。
「いかに、オリジナリティのある記事を書くか、質の高い記事を書くか。
コンテンツこそすべてです。
過去において重要だったことは、これからも重要なのです」
あとの主要な部分は、本文ですでに記事にしているので割愛しますが、
結局は質の良いサイト、質の良い記事だけが生き残るんだってことですね^^
コメント
もりりんさん
こんにちわ
近ツリです。
何だかにぎやかな内容で楽しそうですね^-^
まぁためになる記事を書いていればOKでしょうというという感じで
めんどくさがりな自分としてもSEOは追ってないですね。
記事が充実していて大変ためになります。
また遊びにきますね!
応援しております。
こんにちは、もりりんさん
ヤギといいます。
ハミングバードについて取り上げているブログはたくさんありますが、
もりりさんの記事がいちばん面白くてわかりやすかったです。
あとブログもとっても素敵ですね。
最近、賢威を購入したばかりで、カスタマイズに苦労していますが、
もりりさんから購入すればよかったと・・・
後悔しています。
でも、もりりんさんの記事を参考にして
今、必死に賢威と格闘(?)中です。
また、訪問させていただきます。
応援ポチです(^^)/